平成28年度花畑幼稚園入園願書について
- 2015年09月30日
- お知らせ
マーチングの練習中に
なかなかうまくならない子がいます
しかし
自分ではできているつもりです
ここでどのような対応をするのか
今の日本の教育なら褒めまくるんだと思います
しかし
弊害が大きい
昨今できていないのにできていると思っている人が増えているのは
できてもいないのに結果を褒めるからだと考えます
客観性のなさが大きな要因です
できていないけど
だからこそがんばってみる
できることが偉いのではなく
できないことをがんばれていることが偉いんだよ
その為には
できていないことの認識が必要です
マーチングの太鼓の子で
できていない子に
「○○君、ここできていないよ」と言うと
泣いてしまいました
そこで
大人でもできていない事をがんばるのは大変なんだよ
それを
がんばれているんだからすごい事なんだよ
できている人より
できていない事をがんばり続けていることは
すごい事なんだよと伝えました
彼は
泣きながら
頷いて
太鼓を一生懸命練習し始めました
本番には自信を持って臨めました
マイナスの部分と向き合うのはつらいことです
しかし
ここから逃げている人に明るい将来はないでしょう
マーチングをとおして
彼の内側に
財産が残ってくれることを願います
9月6日に
恒例の
マーチングフェスティバルに出場しました
福岡国際センターという大舞台で披露してきました
年長組が
一学期から一生懸命練習してきた成果を出し切りました
なぜ
マーチングなのか
別に太鼓をたたいたり
カラーガードができたりすることが
「目的」でなありません
あくまでも
「手段」です
では
なんの手段か
それは
「内面」の成長のための手段です
幼児期児童期は
人格形成に重要な時期といわれます
「人格」=「内面」です
かりに太鼓がうまくできていても
内面の成長がないのであれば失敗ということです
我々は
ここを間違ってはいけないと思いながら指導をしてきました
そしてこれを保護者と共有することが
一番の教育です
今回のマーチングを通して
確実に子どもたちの内面が成長したと感じます
その表にはなかなか見えにくい部分を
これからもしっかり見ていきたいと思います
平成28年度の入園説明会のお知らせをいたします
学校法人なぎの学園は同一敷地内に
認可保育所として 花畑ナーサリー
認可幼稚園として 花畑幼稚園を併設しております
それぞれの説明会がありますが基本的には同じ内容でお話ししますので
いずれかにお越しください
ただし、 保育園と幼稚園では入園の手続きが異なりますので その点をご注意ください
【ナーサリー説明会】
9月26日(土)13:30~ 1時間程度
託児有
【幼稚園説明会】
10月3日(土)13:30~1時間程度
託児有
10月14日(水)10:00~1時間程度
体験会(在園児とともにすごします)
駐車場に限りがありますので 公共の交通機関でお越しください
ご不明の点があれば多い合わせください
092-566-7788
お待ちしております!
先日
あるセミナーに出席しました 幼稚園関係とは全く関係ないセミナーです
ブログでも何度か書いたかもしれませんが
人口減少の経済的な側面は危機的です
人口が減る → 労働人口も減る → 税収が減る
国が衰退するのは見えています
今迄 このようなことを書いてきたかと思います
そのセミナーは 経営のセミナーだったのですが
人口減少に関して 具体的な数字を示していました
「就業人口(20歳~65歳)は
2000年に7,873万人
2025年に6,569万人
2060年に4,105万人 と減少することが予測されている」
これは 内閣府の平成24年版 高齢社会白書によるデータです
急激な変化です
しかも 昭和48年生まれあたりが 第2次ベビーブーマーです
すなわち 今 40代前半のひとが一気に20年後30年後高齢者として存在するわけです
今の年齢に20歳足してみてください
子どもたちはきつい時代に職を得なければいけません
また 我々は 老化して体力が落ちてくるころに厳しくなります
年金もないでしょう
しかし 20年あると考えれば 準備ができます
国任せにしてはいけません
一番大切なの 「教育」です
では どのような教育が大切か
頭脳労働ができないと 相当困ると思います
いままでの 詰め込みでは太刀打できないのは明らかです
また ただ 出来たことをほめるような教育が問題解決能力を身に付けさせないのも明らかです
難問が来たときに いかに取り組んで 解決できるか
このようなことを考え 3年ほど前から幼稚園だけでは いけないと思い
小学生以降の塾を開校しました
先日 新たに 学校法人立の塾を 平尾に開校し説明会を行いました
説明会では ただ学力の話ではなく 生き抜くためにはどんな力が必要なのか
どんな方法をとるべきなのかをお話しています
人間も動物ということを考えれば 子どもの教育の責任は親がもつというのが
動物界のおきてだと考えます
保護者の方と いかに考え方を共有するか
親が見せることで 子どもが育っていく
そして
社会に何かをしてもらおうというのではなく
社会に何ができるのか
これは 当園の40周年事業の時に
ご講演いただいたルバング島で生き残り戦後30年して帰還された小野田寛郎さんの言葉です
このような思いを共有していきたいですね