みんなの音楽会を終えて2
2月6日に
みんなの音楽会を終えて
保護者の方から
うれしいお言葉をたくさんいただきました
当園では
保護者の方に音楽会などの練習をできるだけ一緒にしてください
とお願いしています
勿論
強制は致しません
しかし
子どもが頑張ったことをステージで見るのと
一緒になってがんばったのを見るのでは
全く異なります
エリクソンは幼少期に子どもの「心を満たしてあげる」ことで
基本的信頼関係を築くことが重要としています
この基本的信頼関係がないとどうなるか
子どもは 言うことをききません
「心を満たす」というのは本当に難しいことです
できるできないのみを見ていては
間違うことがあります
正直
今回の音楽会 とてもよくできていたと思います
もっとできるとも思います
しかし
過程を置き去りにして 結果だけを見ることはしてはいけない
感動して泣きましたという保護者の方も多くおられました
その中には
やはり 一緒になって練習した方が多かったのではないでしょうか
これからも
見えない部分を伝えていこうと思います
福岡県私立幼稚園振興協会福岡部会 経営研究研修会
昨日1月21日
ホテル日航にて
福岡県私立幼稚園振興協会 福岡部会の経営研究研修会がおかなわれました
例年 経営委員会と研究委員会の合同で行われており 年度内最後の大きな活動となります
(研究委員長を拝命しておりますので 主催者側として参加させていただきました)
今回は
チベットから日本に嫁いでこられた声楽家のバイマーヤンジンさんにお話しいただきました
チベットの山奥の遊牧民の方で それはそれは貧しい子供時代を過ごされたそうです
電気も通っていないようなところで
火をともすために牛の糞を拾いながら11人兄弟が生きてきたそうです
教育も受けられる環境になかったので
お父さんが騙されて土地を取られたそうです
それを契機に子どもたちには学校に行かせてあげたい
と思い家族全員がヤンジンさんのために 分担して働いてくれたそうです
彼女も頑張り 中国の大学に行くことになったのですが 学費が払えない
そうすると家族はもとより 村のみんなが少しずつ出し合ってくれたそうです
しかし
民族が違うこともあり
大学ではいじめがあったそうです
辞めたいと何度も思ったのですが みんなが行かせてくれたから辞めるわけにはいかないと
考えなおし
卒業されたそうです
日本に来てからは驚きの連続で
こんなに恵まれていることから100%幸せだと言いきっておられました
義理のお母さまに 「あなたは日本に生まれて本当に幸せだ」と
ことあるごとに仰っていたそうです
そうすると いきなりお母さまが怒り出し
「日本もずっとこんなに裕福やったわけやないんやで
頑張って頑張ってきたから 今の日本があるんや」(関西の方)
そして 終戦からそれまでのおはなしをされたそうです
「あんたも チベットのことを思うやったら がんばったらチベットを変えられる」
とも言われたそうです
そこから がんばって なんと 現在ではチベットに 10校も学校作られているそうです!
彼女の素晴らしさは
「素直さ」だと思います
その都度 その都度 嫌なことがあったりするのですが
素直に受け止め それで拒絶するのではなく
良くしていくこと!
バイマーヤンジンさんには懇親会までご参加いただき いろいろとお話もできました
いかに 恵まれているか 普段我々は意識しませんが
改めて すでに幸せなんだと気づかされると同時に
嫌なこと つらいことがあっても 素直に受け止めて前進していくことが大切であることを
学びました
大人こそ この姿勢を持つべきですね
本当はもっといろいろ いいお話があったのですが
次の機会に書きます
つぶやき~経験値
- 2015年12月06日
- つぶやき
あるお父さんとのお話
父:うちの子が顔にけがして帰ってくるっちゃんね
がんばって 鉄棒の練習をしようらしいったい
おれも 休みの日とか付き合ってあげるっちゃけど 手を放してしまってケガしよったいね
それで
この間 はじめて くるんって回れたとよ
ケガしても やろうとしよう息子の姿見てさ 涙出てきたよ
私:お父さん
そうなんですよ
もし 子どもがケガするけんって言って やろうとしている子どもを止めたら
その子は 絶対に伸びません! 自発的に頑張ろうとしている事を 大人が止めてしまうから 自発的にはならない
自分で決定して 失敗しながらも頑張った彼
絶対に伸びますよ!
先回りして 取り上げてしまうと当然 経験しないので 経験値はあがらない
失敗しながら経験して 試行錯誤して経験値をあげる
まわりの大人次第
つぶやき~障がいのある方々
- 2015年10月20日
- つぶやき
南区保育園の園長会が月に1回は行われています
その前に研修が入ることが多いのですが
今回は 障がいのある方の就労支援を行っている施設にて見学をしました
そこでは
お菓子を作ったり 製品のシール貼りなどをして
その収益が 障がいのある方の収入になるそうです
ただ その収入は それほど 多いわけではありません
少しでも貢献できればと思い
お菓子をたくさん買って帰りました
ただ 印象的だったのが
最近の障がいのある方々も少しずつ変わりつつあるということでした
どのような変化かというと
昔は
障がいがあってもしつけの部分などは
言えばわかるようになっていたのが
最近は 挨拶をしないや
脱いだら靴をそろえるといった基本的なことも
大人になってもできていないそうです
結局 幼少期からの家庭の問題なのでしょうが
これは 健常者も同じだと思います
価値観が多様化して
いろんな事を「個性」といって
しなくてもいい 出来なくてもいい
という風潮があるかもしれませんが
幼少期に ある程度 当たり前のしつけの部分ができていないと
大きくなってからでは なおらない
園や学校はあくまでも サポートです
やはり 家庭です
この点を しっかりと家庭と連携して共有していかねばと思います
つぶやき~「働く」とは
- 2015年10月20日
- つぶやき
働き方について
どうなんだろうと思うことがあります
あまり園とは関係ないことは上げていませんが
とても大事なことと思うのであげます
私(園長)は いろんな人とできる限り会うようにしています
会っていくと
働き方や考え方で成功度合いが違っているのがわかります
成功している人はほぼ同じような考え方をしています
また 成功していない人たちも 似た考え方をしています
例えば
先日 プルデンシャル生命保険の方とお会いしました
現在は東京在住ですが福岡出身の方で36歳
一億円稼ぐそうです 売り上げはそれ以上ということでしょう
彼は 見た目もよく 苦労してなさそうに見えます
しかし 彼は言いきりました
「ハードワークをしない人は絶対に成功できません」
そして 自分の武器は「人脈」だとも。
人脈のみとさえ 言っていました
また
後輩が 株式会社 ポケモンの常務執行役員になっているのですが
世界企業のナンバー3と言っていい程の役職に36歳でなっています
彼もまた 言いきりました
エンタメ業界は楽しそうに見えますけど ハードワークは当たり前ですと。
さらに
Citibankで働く29歳の男性
同様に全く同じことを言います
よく
2:8の原則と言います
会社の中でも 稼ぎ出しているのは上の2割の人たちで
あとは
稼ぎ出してはいない
あるいは
2:6:2の原則ともいわれ始めています
即ち
下の2割が足を引っ張っている
この認識は
すこぶる重要です
そして
加齢は平等です
仕事を続けていく場合
この加齢の意識と 下の2割の人たちがいるという認識がないまま
キャリアを積むと 仕事がありません あるとしても 残念ながら給与は上がりません
なぜなら 雇用側は
年齢を重ねて それなりの給料を求められた場合
管理や 後進の指導まで含めて 給与を考えるからです
若いころは 問題ないかもしれませんが
年齢を重ねた結果 このことを知らずに
ただ作業的に仕事をこなしても
アルバイトしか職がないという状態になります
面接をしたり 人と会うたびに 考えさせられます
実は 以前のブログでも書きましたが
就業者人口が人口減少とともに減ります
即ち 税収も減ります 国が傾きます
労働人口を確保するには 老人も 女性も働くとなっていきます
そんな中で もっと収入をほしいと 年を取ってから思っても
それまでの働き方で 管理能力などをつけていない限り
困ることは もはや必然です
昨今は
その能力がないのに権利主張ばかりをしているように感じます
すでに そういった時代に突入しています
しっかりと先を見据えて
キャリアを積み また 今から国を背負うこどもたちを教育していかないと
気づいた時には 手遅れになっています
幼児期にその礎を築けるように 保護者の方と
情報を共有していきたいと思います
第3回目の入園説明会を終えました
10月17日に
第3回目の入園説明会を終えました
例年は2回までしか行っておりませんが
今年は3回行いました
原則として
説明会にて花畑幼稚園 花畑ナーサリーの
理念を聞いてご理解いただける方に入っていただきたいと考えていますので
できる限り その機会を設けようと思い3回目まで行いました
他の幼稚園の説明会とは
内容がかなり違うとは思います
子どもは「今」を生きていると言われます
今の欲求を満たすことが重要です
しかし
今を満たしつつも
将来のことを考えて教育を施す
そのためには
しっかりした理念と具体的な方法論が必要です
なにか「今」の目の前の「できる」だけを見てしまうと
「将来」 出来ない子になってしまう可能性のある教育も沢山あります
そう言いきるためには
しっかりと大人が理解をし 人的な環境を作るしかありません
そのためには
まずは 我々が 勉強をし続けなければいけないと思います
その中に 幼児期のみではなく
その後どうなるか 社会に出てどうなるのか
そこまでをしっかり知る
そういった努力をしていかなくてはいけません
来年度も同じく子どもたちのために努力をしていきます
お越しいただいた皆様
ありがとうございました
市長への陳情
10月7日
高島市長に陳情に行ってまいりました
幼稚園団体として
福岡県には福岡県私立幼稚園振興協会というものと
福岡市には福岡市私立幼稚園連盟というものがあります
幼稚園の環境をよりよくするための団体ですが
連盟会長、PTA会長とPTA、連盟の委員の一団で
陳情に行きました
連盟会長より
市長へ
就園奨励費を増額、少なくとも現状維持していただくことなどを
陳情しました
実は
福岡市の幼稚園は就園奨励費、第3子補助など
補助が充実しています
これは
今迄の幼稚園連盟の諸先輩方の活動のたまものです
園務多忙のなか
福岡市の幼稚園全体のために園長先生方が役を引き受けて活動しているからです
正直なところ 連盟の役を引き受けるのはボランティアなので
大変になります
しかし
このような全体のための活動をしていくことも大切です
私(園長)は連盟の振興委員長を拝命していますが
これも園児たちに自分のことだけを考えるのではなく
みんなのことも考えようと言っている以上は
全体のためにも引き受けようとの思いからです
こういった活動は見えにくいですが
子どもたちには
見えにくいところを感じられる人になってほしいものです
これからも
できる限り
全体のためにも 活動をしていければと思います
幼稚園連盟の皆様、PTAの皆様
これからも 幼稚園業界をよくするためにがんばりましょう