つぶやき~けんかしていいと?~
- 2016年12月21日
- つぶやき
先日 私(園長)が出がけのときに 年中組の女の子が 私に言いました
「園長先生 喧嘩しても仲直りしたらいいっちゃろ?」
私は 言いました
「そうだよ 喧嘩することもあるよね 喧嘩していいよ 仲直りしたらいいとよ」
私は 子どもたちに話すときに 「喧嘩していいよ」といいます
子どもたちは 「えっ」という顔をします
私は続けてこう言います
「ただ 仲直りしてください
もしけがをさせたら責任を取らなければいけない時があります」
みんなで何かをするときには
自分はこう思うとか あの人はこう思うとか
ぶつかる時が必ずあります
喧嘩になるときもあるでしょう
しかし これを取り上げてしまうと 個人でしか動けなくなってしまいます
それの何がいけないのか
人間は人生のうちほとんどを集団の中で過ごします
人を手伝ったり 人に手伝ってもらったりすることもあるでしょう
時には何か大きなことを成したいと思うこともあるでしょう
そんな時に 一人でなせることがいかに小さいか
これは 早めに気づいたほうがいいことです
子どもたちにとって 子どもたち同士で学びあうことのほうが はるかに有益です
経験値とは経験するから上がるのであって 何かを習うから上がるのではありません
ひたすらに けがや喧嘩を恐れて 子どもの育ちを取り上げてしまう教育がなされていないか
些細な一言ですが
うちの子どもたちは 理解していっているなと感じた出来事でした
譲り合いながら 自分たちのルールで元気よく遊ぶ子供たち